みなさん、こんにちは!河合塾生のばんずです!
今回は皆さんが浪人生(高校三年生)となってから初めて受けるであろう共通テスト形式の模試である、第一回全統共通テスト模試について解説して行きます!年に数回しかない機会を無駄にしないためにも、しっかりと記事を読んでいただけると嬉しいです!
①全統共通テスト模試とは?
全統共通テスト模試とは、河合塾が誇る全統模試シリーズのマーク形式での模試となっております。河合塾が実施している模試の中では最大規模のものとなっており、模試を受ける人数がかなり多いので、偏差値や判定などのデータはかなり正確なものが得れることでしょう。
また、河合塾の公式ホームページでは、以下のように紹介されています。
・大学入学共通テストに準拠した問題を出題します。
河合塾公式HP > 第1回全統共通テスト模試
・第1回全統記述模試とのドッキング総合評価で、実際の入試と同様に「共通テスト+二次試験」の総合評価を行います。
・国公立大は第5志望まで、私立大・短大とあわせて第9志望までの合格可能性評価を提示します。
共通テストと二次試験の両方が課される大学を受ける人にとっては、ドッキング判定によって苦手な分野や形式などが一目瞭然となります。
また、まだ志望校を絞ることができていない受験生にとっては、9つの大学に対して判定を出してくれることも良い点と言えるでしょう。
※国公立大学は5つまで書けないことに、ご留意ください。
②第一回全統共通テスト模試の難易度
この模試は共通テスト形式であるため、そこまで爆発的に難易度が上がることはありません。
しかしながら、稀に共通テストではあり得ないレベルで難しい問題が出てくることもあります。
というのも、模試では各大学に対して合格可能性(判定)を出す必要があり、そのためには受験者の成績をバラけさせる必要があります。
そのため、実際の共通テストよりはやや難易度が上がると考えておくと良いでしょう。
しかし、第一回全統共通テスト模試は、この先にある第二回以降の全統共通テスト模試より低難易度に設定されているということにはご留意ください。
③第一回全統共通テスト模試の申込
全統共通テスト模試は申込さえすれば、河合塾生・一般生問わず誰でも受験することが可能です。
河合塾生に関しては、特別な申込等する必要なく、自動的に申込・支払いが行われておりますので、ご安心ください。
また、河合塾生ではないが、本模試を受けたいという方は以下のサイトよりお申し込みください。
世の中には様々な共通テスト型の模試が存在しますが、その中でも全統共通テスト模試は、最高級の問題かつ最大級の規模の模試となっております。皆様、是非ご検討ください。
河合塾から「宣伝しろ」と言われているわけでは、決してございません...。(ガチです)
また、申込の際に決めなければいけない、受験型ですが、以下のものから選択できます。
リスニングあり
1型 | 国公・私 文 | 英語R、英語L、数学、国語、 地歴・公民(2科目必須)、理科(3科目まで) |
2型 | 国公 文理 私 文理 |
英語R、英語L、数学、国語、 地歴・公民(1科目選択)、理科(3科目まで) |
3型 | 私 文 | 英語R、英語L、国語 または 英語R、英語L、国語、地歴・公民(1科目選択) |
リスニングなし
4型 | 5・6型以外 | 英語R、数学、国語、 地歴・公民(2科目まで)、理科(3科目まで) |
5型 | 私 文 | 英語R、国語 または 英語R、国語、地歴・公民(1科目選択) |
6型 | 私 理 | 英語R、数学 または 英語R、数学、理科(3科目まで) |
自らが受ける予定の大学をきちんと調べ、必要な科目・受験形式をきちんと確認した上で、受験型を決定してください。
よくある国公立志望のパターンだと、文系は1型、理系は2型となります。
万が一、受験科目の過不足があった際はきちんとした判定が出なくなってしまいますので、くれぐれもご注意ください。
④第一回全統共通テスト模試の出題範囲などについて
皆さんが一番気になるであろう、第一回全統共通テスト模試の出題範囲は以下の通りです。
英語R | [コミュニケーション英語Ⅰ] [コミュニケーション英語Ⅱ] 及び[英語表現Ⅰ] |
時間:80分 配点:100点 |
英語L | [コミュニケーション英語Ⅰ] [コミュニケーション英語Ⅱ] 及び[英語表現Ⅰ] |
時間:30分 配点:100点 |
数学Ⅰ/Ⅰ・A | 全範囲 | 時間:70分 配点:100点 |
数学Ⅱ/Ⅱ・B | 全範囲 | 時間:70分 配点:100点 |
国語 | 現代文・古文・漢文 | 時間:80分 配点:100点 |
物理基礎 化学基礎 生物基礎 地学基礎 |
全範囲 | 時間:2科目 60分 配点:各50点 |
物理(理科2) | 物理(電磁気・原子分野は除く) | 時間:60分 配点:100点 |
化学(理科2) | 化学(反応速度と化学平衡、無機物質、 有機化合物、高分子化合物は除く) |
時間:60分 配点:100点 |
生物(理科2) | 生物(生命現象と物質 (遺伝子のはたらきを含む)) |
時間:60分 配点:100点 |
地学(理科2) | 全範囲 | 時間:60分 配点:100点 |
世界史B | ヨーロッパ:15世紀末まで(ルネサンス・大航海時代は除く)、 中国:元朝末まで、 西アジア・東南アジア・インドなど:14世紀末まで |
時間:60分 配点:100点 |
日本史B | 原始・古代~中世(室町時代まで) | 時間:60分 配点:100点 |
地理B | 地理情報と地図、自然環境、資源と産業、 人口、都市・村落、生活文化、 民族・宗教、地誌など |
時間:60分 配点:100点 |
現代社会 倫理 政治・経済 倫理,政治・経済 |
全範囲 | 時間:60分 配点:100点 |
第一回全統共通テスト模試は4月末あたりに実施されるため、まだ未修の範囲が多く存在する受験生も多いです。
そのため、第一回全統共通テスト模試では、出題範囲が「全範囲」ではなく、多くの科目で一部に絞られていることが多いです。
今後回数を重ねるにつれて、範囲も段々と広くなっていきますので、模試の範囲に合わせて学習を進めると良いと思います。
⑤第一回全統共通テスト模試の時間割
文系
入室 | 8:10 〜 8:30 | (20分) |
地歴公民(1) | 8:30 〜 9:30 | (60分) |
地歴公民(2) | 9:40 〜 10:40 | (60分) |
国語 | 10:50 〜 12:10 | (80分) |
昼休み | 12:10 〜 12:50 | (40分) |
英語L | 12:50 〜 13:35 | (45分) |
受験票 記入・提出 | 13:35 〜 13:55 | (20分) |
英語R | 14:05 〜 15:25 | (80分) |
数学① | 15:35 〜16:45 | (70分) |
数学② | 16:50 〜 17:50 | (60分) |
理科① | 18:00 〜 19:00 | (60分) |
理系
入室 | 9:30 〜 9:40 | (20分) |
地歴公民(1) | 9:40 〜 10:40 | (60分) |
国語 | 10:50 〜 12:10 | (80分) |
昼休み | 12:10 〜 12:50 | (40分) |
英語L | 12:50 〜 13:35 | (45分) |
受験票 記入・提出 | 13:35 〜 13:55 | (20分) |
英語R | 14:05 〜 15:25 | (80分) |
数学① | 15:35 〜16:45 | (70分) |
数学② | 16:50 〜 17:50 | (60分) |
理科②(1) | 18:00 〜 19:00 | (60分) |
理科②(2) | 19:10 〜 20:10 | (60分) |
※リスニングの解答時間は30分です。
※不要な科目まで、受験する必要は一切ありません。
ちなみに、すべての模試においてあるあるとなっておりますが、休み時間はトイレが非常に込み合います。特に共通テスト模試では、一日に試験を詰め込んでいるせいで、休み時間が10分程度と、とても短いです。
そのため、トイレの導線確認やタイミング調整はうまくやっておくことをおすすめします。
また、解答用紙確認や受験票記入等の皆が立ち歩いていない時間に、試験監督にトイレに行きたい旨を伝えて、トイレに行っておくと、混雑に巻き込まれずに済むので、非常に楽です。
⑥第一回全統共通テスト模試と模試ナビの関係は?
まず、全統共通テスト模試では、紙での成績表を受け取る前に、河合塾公式のサービス「模試ナビ」を利用することで細かな成績や回答を確認することができます。
また、順番が前後してしまいますが、模試ナビを利用することで、目標点数を設定したり、自己採点をしたりすることが可能です(マーク番号を入力していくと、点数が自動計算される)ので、一度隅から隅まで確認していただくのがベストだと思います。
そしてその模試ナビを利用して、自己採点や解答の確認を行う際は解答の手引き(模試受験後に配られる回答冊子)の裏に書いてあるパスコードが、成績の確認を行う際は回答用紙冊子に書いてある回答用紙番号が必要となります。
また、成績のデータと個々人の模試ナビを紐づけるために、受験届に自身の電話番号(模試ナビに登録・認証した電話番号)を記入する必要がありますので、忘れないようにしましょう。
模試ナビの詳しい使い方や成績との紐付け方法に関しては、以下の記事をご確認ください。
⑦第一回全統共通テスト模試の結果との向き合い方
皆さんが一番気になるであろう、自身の受けた模試の結果との向き合い方について、最後に書いておきましょう。
おそらく皆さんが高3生や浪人生になって初めて受けるであろう本格的な模試になると思います。それ故、準備不足や共通テストへの不慣れからあまりよろしくない成績が返ってくることも日常茶飯事だと思います。
はたまた、共通テスト形式に慣れていたり、運が良かったりして、極端に良い結果が返ってくることもあると思います。
しかし、そういった成績に一喜一憂していてはいけません。所詮共通テスト、所詮初めての模試ということを肝に銘じておいてください。
成績が良かったものは、いかにその成績をキープし、さらなる高みを目指していくか、成績が悪かったものは、あと一年の共通テスト本試験でいかに良い結果を出すか、しっかり考えましょう。
とはいえ、二次試験がメインの人や、共通テストがある程度取れそうな人にとっては、今から対策することがベストとも限りません。いずれも自分の成績に向き合って、周りの大人に相談して、しっかりと計画を立てるための模試にしていきましょう。
本記事では、1年で最初の本格的な共通テスト模試である、第一回全統共通テスト模試について解説しました!模試の使い方次第で、全てが変わってきます!受験前の方、受験後の方、両者にとって、大切な情報ですので、改めて熟読してみてください!
- 受験型や受験科目などは間違えぬよう、改めてしっかり確認しよう!
- 模試ナビを有効活用する
- 模試の結果に一喜一憂し過ぎぬように...
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