皆さん、こんにちは!河合塾生のばんずです!
河合塾に入塾する前後に必ず知っておきたい時間割について、本記事では徹底的に解説していきます。予備校や今後の予定を決める際に、必ずと言っていいほど必要になる情報だと思いますので、しっかりと読んでいただけると嬉しいです!
注意
こちらの記事の情報は、2023年度の東大京大医進館のものを参考にしております。そのため、最新かつ正確な情報に関しては、お近くの校舎にお問い合わせください。① 時間割の概要
まず、河合塾の時間割について、挙げておこうと思います。
開館(教室 開室) | 8:10 |
指定席型自習室 開室 | 8:30 |
1限 | 9:10〜10:40 |
2限 | 11:00〜12:30 |
昼休み | 12:30〜13:05 |
チュートリアル/サクセスタイム | 13:05〜13:30 |
3限 | 13:40〜15:10 |
4限 | 15:30〜17:00 |
5限 | 17:20〜18:50 |
6限 | 19:10〜20:40 |
閉館 | 21:00 |
河合塾は月曜日から土曜日からの1週間あたり6日間授業があります。
日曜日のみが休講日となっています。(校舎は開いているため、自習などは可能です)
そして、一日当たり90分間の授業が計6コマ存在します。そう聞くと、授業数がとても多いように感じますが、ご安心ください。
一週間で授業が計36コマ(3240分)存在するのに対し、コースによって異なるものの50%〜75%くらいのコマしか埋まりません。
上位コースになるほど、埋まるコマ数が少なくなる傾向にありますが、志望大学やホームクラスによって、大きく異なります。
また、授業時間が90分と他の予備校より長くなっていることも、河合塾の特徴といえます。(河合塾曰く、演習から開設までを1コマの授業を終わらせるためとのこと...。)
あと、皆さんが知らないであろう、チュートリアルとサクセスタイムですが、簡単にいうとチュートリアルは連絡の時間、サクセスタイムは強制的に自習をせねばならない時間です。
詳細については、それぞれ以下の記事をご覧ください。
>チュートリアルについて(鋭意制作中)
>サクセスタイムについて(鋭意制作中)
② 時間割の内容について
1日に6限分ある授業ですが、それぞれでも過ごし方(入る授業)はバラバラです。
ここでは1〜6限に入りうるものを詳細に説明していこうと思います。
- 授業
- 完全習得タイム
- 空きコマ
- 特別講座
授業
読んで字の如く各教科の授業が行われます。それぞれの教科の中で、それぞれの志望大学合格のために必要な授業を受けることとなります。また、各授業によって実施される教室や校舎が異なる場合は、それぞれ20分間の休み時間の間に移動することとなります。移動教室自体は一日あたり1,2回であることがほとんどです。
その授業の中でも、河合塾の授業には2種類存在します。
それは、「対面授業」と「映像授業」です。
まず、対面授業に関しては、読んで字の如く先生の授業を対面形式で受けます。
やはり、対面授業には緊張感がある上に、授業終了後講師に質問をすることも可能です。
河合塾の講師陣の熱き授業を生で受けられることは相当価値のあるものだと思います。
次に、映像授業に関してですが、各教科の大切な授業はほとんどが対面で行われるのに対し、共通テスト対策や問題演習等の授業に関しては、授業の映像が配信されます。
映像授業と聞くと、やはり分かりづらそう...と思う方が大半だと思いますが、裏返して見ると、対面授業と違って、全国共通の授業を受けることとなりますので、全国の河合塾の中でもトップクラスにわかりやすい先生の授業を受けることができます。
ばんずも最初は映像授業に対し、相当な嫌悪感を持っていたものの、いざ受講してみると「案外わかりやすく、良いかも!」と思ったので、皆さんもご安心ください。
※校舎によって、主要授業も映像にて行われることがあります。
この映像授業は、週に大体3,4コマ入るくらいだと思っておいてください。
詳しくはテキストについての記事を参照してください!
>テキストについて(鋭意制作中)
完全習得タイム
完全習得タイムは、河合塾独自の復習システムです。この時間では、各教科で先週の授業内容の復習を演習形式で行います。
河合塾公式HPによると、2022年度では完全習得タイムの満足度が9割超えだったそうです...。
この完全習得タイムでは、各自が考えて行動する場面もあり、例えば決められた演習問題の内で、どれを行うかなどは各個人に委ねられるそうです。そのため、各自の復習のペース作りにも最適です。
また、この完全習得タイムにも一流の講師がついてくれることもあり、通常授業顔負けの授業が展開されることもあるそうです!
ここまで聞くと、とてもいい制度では!と思うかもしれませんが、多くの人にとっては面倒な時間となっているようです。というのも、完全習得タイムで扱う問題は授業テキストとは別問題で、授業で解説を聞いた問題そのものの復習とはなりません。それ故に、結局皆テキストの復習を自らしなければならないのですが、完全習得タイムで空きコマが潰れてしまうために、ほとんど復習時間がなくなってしまっているそうです。
入ってから、完全習得タイムは後からやっぱり受ける、やっぱり受けないという選択をすることはあまりおすすめできないので、完全習得タイムが自分に必要かどうかという点に関しても、コース選択の際の判断材料にすると良いかもしれません。
また、この完全習得タイムですが、エクシードコースや東大京大アドバンストコース、トップナビ医進コース等では実施されません。おそらく、河合塾からの「上位の人たちは自分で復習できるでしょ...」というメッセージだと思われます。
空きコマ
河合塾の授業に慣れてくると、何よりもありがたいのはこの時間。そう、空きコマです。
この時間は授業がなく、河合塾の拘束もないため、各自自由に時間を過ごすことができます。
河合塾からの入退館も許可されているため、外食をしたり、遊びに行ったりすることも可能ですし、校舎に残って、友達と談笑したり、自習することも可能です。
しかし、授業の予復習は極めて大変であることで知られた河合塾ですので、授業が始まると予復習が大量に入ってきて、ほとんどの人が時間不足に陥ることとなります。
それ故に、大半の人は空きコマも自習室にこもって、予復習の時間としています。
>予復習についてはこちら(鋭意制作中)
よく言われるのが、この空きコマを活用できるかどうかで合否が分かれるということですので、皆さんもぜひ活用方法について考えてみてください。
特別講座
河合塾での生活において、たくさん存在する空きコマですが、その空きコマに特別な講座が入ることも多々あります。
主に入りがちな特別講座としては以下のものが挙げられます。
- 医進特別講座や小論文講座などの医学部向け講座
- アドバンストゼミなどのコース別講座
- 自由英作文や英検対策などのオプション講座
これらの特別講座は、基本的に入塾時のコースやオプションによって入るか否かが決まってきます。
例えば、アドバンストゼミは各大学アドバンストコースで入塾した人、医進特別講座や小論文講座は医学部系コースで入塾した人が対象となります。また、自由英作文対策などのオプション講座に関しては入塾時に希望した人が対象となります。
また、こういった講座は映像授業として入ることが大半です。
実施方法や内容に関しては人によって千差万別なので、詳しくは入塾の際の資料や、入塾後の案内をご確認ください。
③ 受講証とは?
河合塾では、自らの時間割を確認するために受講証というものが配られます。この受講証は、A4の紙に大切な情報が色々記されたものです。
なぜ、こういった紙が配られるかというと、前述の通り河合塾では同じホームクラスでも、全員が同じ教科を同じ部屋で、同じ先生から受けるとは限りません。そのため、生徒は自分はどの授業を受けるのかということをこの受講証で確認します。
受講証には以下のことが書かれています。
- 時間割
- ホームクラスやホームクラス番号、学籍番号
- 配布されるテキスト
いわば、この紙には河合塾生活で必要な情報のほとんどが記されています。
それと同時に河合塾生であることや、時間割が正しいかどうかといったことを証明するための紙にもなります。
例えば、河合塾では授業を休んで、自習室を利用することが禁じられているのですが、その証明として自習室を利用する際は、この受講証の提示が求められます。また、教材を配布する際もこの受講証をもとに配布・確認するためにも使われます。要するに、受講証は超重要です。
また、この受講証によって交付された時間割は基本的に一度しか変わりません。具体的には、4月〜7月の基礎シリーズと、9月〜12月の完成シリーズの間に受講証が再交付されます。(詳細は後述)その際には、時間割が変更になりますのでご注意ください。
そして、証書である都合上かわかりませんが、紙のプリントが廃止された今も、受講証だけはデジタル化されません。そのため、毎日A4の紙を携帯しなければいけないという不便さ...。(とはいえ、携帯していなかったら更なる不便を被ることとなります。)
しかし、受講証でいちばん大変なのは、毎日携帯せねばならないにもかかわらず、紛失すると再発行が出来ない仕様となっております。もし万が一、紛失してしまうと、毎朝受付に出向き仮受講証を発行してもらわなければなりません...。非常に面倒ですので、絶対に紛失せぬようにしましょう!
※権利の関係上、受講証の画像は貼ることができませんでした。ご了承ください。
④ 河合塾の二期制について
河合塾では二期制(前期後期制)を導入しています。具体的には、基礎シリーズと完成シリーズという二期で構成されています。
わかりやすく、それぞれを図にまとめてみましょう。
基礎シリーズ | 完成シリーズ | |
日程 | 4月~7月 | 9月~12月 |
講数 | 15講 | 14講 |
目的 | 基礎固め | 大学別演習 |
テキスト | 基礎テキスト | 応用テキスト |
また、補足ですが、基礎シリーズと応用シリーズでは、入る授業が全く異なるため、時間割も刷新されます。具体的には夏休み(夏期講習期間)に変わると思っておけば、問題ないです。
⑤ 河合塾生の具体的な一日の流れ!
「時間割を見ただけでは、わからない!」という生徒のために、一日の流れをとある生徒を例として具体的に挙げていきたいと思います。
では、東大京大医進館所属の生徒Aの一日を紹介していきます。
7:30:起床
ただ起きます。河合塾生活が始まると、大体1週間過ぎたあたりから、朝起きるのが嫌になってきます。それでもAさんは起きました。
8:30 登校
Aさんは河合塾から約30分程度の場所に住んでいるため、8時に家を出たのち、自習室の開室時間である8:30に河合塾に到着しました。
8:40 自習
8:30から自習室は開いているので、Aさんは当日分の予習を大焦りで済ませました。
9:10 英語(1限)
1限は英語。「朝から英語はきついなあ...」と思いつつも、目を3こすりながら授業を受けるAさん。英語の担当の先生は河合塾でもわかりやすく、面白いことで定評のある先生なので、無事1限を終えることができました。
11:00 空きコマ(2限)
2限は空きコマ。3,4限の予習が全くできていないので、Aさんは自習室に篭って、勉強を続けています。
12:30 昼休み
待ちに待った昼休みですが、案外時間はありません。規定上で35分あるものの、多くの先生が授業を延長する上に、後述のチュートリアルやサクセスタイムを行うホームクラスに移動せねばいけないため、実質昼休みは20分くらいしかないことがほとんどです。そのため、Aさんは単語帳片手にご飯を食べ進めます。
13:05 チュートリアル
普段はサクセスタイムですが、その日はチュートリアルの実施日でした。そこでは、次の模試の連絡や実施されるイベントの案内がありました。また、開講後すぐのチュートリアルでは自己紹介が行われることもあります。
13:40 物理(3,4限)
3,4限は連続で物理がありました。この2コマは連続の授業でした。とはいえ、1コマ目と2コマ目では、実施する単元も担当の先生も異なるため、気分上々のまま受けることができました。
17:00 自習
この日、Aさんは4限で授業が終わりでした。そのため、自習室にすぐ行って、当日の復習と翌日の予習を進めました。ちなみに、自習室で30分寝ていました...。
21:00 下校
21時の最終下校時間になったので、Aさんは河合塾をあとにしました。この時間まで残ると、謎の達成感があるんですよね...。
24:00 就寝
帰宅後、食事を摂り、お風呂に入り、少しだけ翌々日の予習をして、Aさんは大学合格を夢見て寝るのでした...。
このような生活が、河合塾生の中でもよくある生活となっています。やはり、時間の使い方が浪人生活では一番大切になってくるという印象です。皆さんの参考になれば嬉しいです。
本記事では、河合塾に入る際、一番気になるであろう時間割について解説いたしました。ここに書いていない内容でも、疑問点が多い事項だと思いますので、分からないことがあれば、コメントやお問い合わせで質問してください!皆さんの河合塾ライフがより良いものになることを祈っています!
まとめ
- 河合塾では、月〜土の6日間、1日あたり90分のコマが6つ存在する
- 各自の時間割は、入塾後の受講証を用いて確認する
- 基礎シリーズ、完成シリーズの二期制になっている
- 河合塾生は非常に忙しい
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